一方的な講習では勿体ない。オンラインを活かした参加者との双方向性
「これに似たご経験のある方は少なくないと思います。少しでも思い当たる方は挙手していただけますか?」といった講習や説明会での参加者への問いかけは、会場に参加者が集まって行うオフラインならでは、と考えがちです。しかしオンライン講習や説明会でもこのようなライブ感を手軽に創り出すツールがあることをご存じでしょうか。オンラインでも受講者を研修内容に引き込んでの学びをより充実させ、一方的に一人で話しているような、オンラインにありがちな講師側の不安感を解消して、オンラインならではのスムーズな双方向コミュニケーションを可能にしてくれます。
今回は手軽に活用できる ‘Slido‘<https://www.sli.do/jp>の機能をご紹介します。Slidoは説明資料の途中にQRコード付きのWebページを表示させ、参加者にむけてアンケートやテストを実施することができ、ベーシックプランであれば無料で利用することができます(2021年1月現在)。こうしたツールにより聴講者との関係性を築き、オンライン講習、説明会を成功に導くきっかけにしてください。
オンラインで参加者を引き込むリアルタイムアンケート
講習、説明会のなかで大勢の参加者全員に発言してもらうのは難しく、聞きたいことがあっても参加者のうち数人に問いかけるか、終了後にアンケートの記入をお願いすることしかできません。
しかしSlidoを使用すると、オンライン講習、説明会の最中に問いかけをして全員からの回答やコメントを得ることができます。参加者の生の発言を踏まえた説明をリアルタイムに加えるなど、オフラインよりも参加者の理解、満足度の高い講習、説明を実現しましょう。
クイックテスト
一方的に説明を聞いている側はどうしても集中力が切れやすく、場合によっては眠気がさしてしまうことも。長時間の講習や説明会では、特に聴き手の注目を呼び戻す仕掛けは不可欠です。これにも有効なのが、双方向性。
説明を聞かせるだけでなく、オンライン講習、説明ではテストを盛り込んでみてはいかがでしょうか。集中力を取り戻すとともに、出題箇所は記憶に残りやすくなります。またSlidoで問題を出題すると、回答内容、回答率が瞬時に説明画面に反映されるため、参加者自身が問題に回答した後でほかの参加者の回答も共有できるのもより興味を引くきっかけになりそうです。
間延びなし!オンラインだからこそ質疑応答の合理化を
講習や説明会の最後、内容に関する質疑応答を行うケースは多いのではないでしょうか。参加者が挙手するまでに時間がかかり、沈黙が長い部分でもあります。また複数の質問ひとつひとつに回答するなかで重複する説明も生じるなど、間延びした印象を感じやすいのが質疑応答の時間です。
Slido使用すると、講習、説明会の間いつでも質問を受け付けられるため、タイムリーに投げかけられた参加者の疑問を最後に一覧し、スピーカーは整理したうえで回答することができます。また匿名で質問を出せるため、大勢の前で発言することをためらう参加者にとっても質問しやすい環境を提供することができます。
PowerPoint資料に、Slidoを組み込んでみよう
ご紹介したSlidoは、PowerPointの他Googleスライドにも組み込めるため、説明途中に資料を閉じてWEBサイトを開きなおすという手間がなく、説明スライドの一部であるかのように参加者とやりとりできるのも利点の一つです。PPworkでは、説明資料へSlidoを設定するお手伝いも行っています。これまでお使いの講習、説明会資料を、オンラインでよりグレードアップさせるためにぜひご活用ください。
PowerPoint清書 http://ppwork.biz/seisyo/