パワーポイントのスライドショーは逆効果?
パワーポイントでプレゼンテーションを行うときに、アニメーションを設定したパワーポイントをプロジェクターで映してスライドショーを見せることが多いと思います。たまにアニメーションが逆効果になってしまっているプレゼンテーションを見かけることがあります。それはどのようなものかを考えてみましょう。
- アニメーションが派手すぎる
- 動きと内容が合っていない
- 重要なポイントが目立っていない
これらはスライドショーで見たときに逆効果になっていると思われるものです。一つずつ 見てみましょう。
アニメーションが派手すぎる
おそらく見ている人の注目を集めようと思って派手なアニメーションを上下左右からたくさんつけているのだと思いますが、これは逆効果です。何か意味のある動きをさせているなら問題ないのですが、すべての文章や図形が下からスライドインで現れてくるスライドショーをたまに見かけることがあります。とにかくアニメーションをつければよいと思って、単にスライドインを設定しているのではないでしょうか。スライドインは動きが大きく、よっぽど注目させたい部分などには使うこともありますが、通常ではあまり使わない方が良いでしょう。スライドを見ている側は、まず上のタイトルを見て、上から順に左から右に文章を読んでいくように視点が進んでいきます。
毎回文字や図形が下からスライドインしてくるとどうなるでしょう?見ている側は常に目を上下させて、見ていなければなりません。内容に集中してもらうためにはできるだけ見やすく表示させることを心掛ける必要があります。よっぽどのことがない限り、アニメーションはフェードとワイプ程度で十分かと思います。
動きと内容が合っていない
アニメーションはフェードとワイプ程度でも十分と説明しましたが、ワイプを使うときも動く方向に注意する必要があります。よく矢印にワイプを付けることがありますが、視点をどちらに進めたいのかを考え、視点の動きをアニメーションでアシストしてあげるようにすると、見ている側は順番に読みやすくなります。あまりアニメーションの設定に慣れていない人は、本番前に誰かに一度スライドショーを見てもらって意見をもらうと良いかもしれません。
重要なポイントが目立っていない
せっかくアニメーションをつけても重要なポイントが目立たないのでは意味がありません。たくさんアニメーションをつけてしまって、どれが重要なポイントなのかがわからなくなってしまうケースがたまにあります。アニメーションは必ずしもすべての文字や図形につける必要はありません。最低限重要なポイントの部分にだけアニメーションをつけて、あとは画面切り替えを設定しておけば、それだけで十分な場合がよくあります。
パワーポイントのスライドショーは必要最低限の動きでも十分!
いかがでしたでしょうか?パワーポイントは重要なポイントをわかりやすく伝えるためのものです。派手なスライドショーにしたところで内容が良くなるわけではありません。良くまとまった内容のプレゼンをスライドショーで見せるときに必要最低限の動きで見やすくするためにアニメーションをつけるといった意識で設定するのがよいのではないでしょうか。
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