英語のプレゼンテーションでやってはいけない4つのこと

日本語で準備したプレゼンテーションを英語に変えただけではNG

英語でプレゼンテーションするとき、日本語のプレゼン資料を英語に翻訳してプレゼンする方も多いのではないでしょうか。しかし日本語の資料は他の国の人から見ると独特な構成や表現で作られていることが多く、翻訳が完璧でも英語のネイティブスピーカーは理解できないプレゼンテーションをしている方がとても多いそうです。 英語に翻訳するだけでなく、以下のポイントに気をつけてプレゼンテーションを準備し、相手を納得させる英語のプレゼンテーションを成功させましょう。

英語のプレゼンテーションではNG1
伝えもれなく、内容すべてを網羅する

海外から見た日本人のプレゼンテーションの最も大きな特長は、テーマに関する内容を網羅し、伝えもれが内容に準備されている点です。内容のすべてを事細かに説明しようとしています。これは業務連絡では望ましい特長です。メンバー、顧客、関係者のミスや誤解を減らすことができます。しかし、英語のプレゼンテーションでは逆効果。情報が多すぎて、何を言いたかったのかを理解してもらえないことが多いのです。 英語のプレゼンテーションで大切なのは「網羅」ではなく「重点の絞り込み」です。ポイントが絞り込まれ、それに対する必要最低限の説明を添えてあることで、相手が何について理解すべきかを分かってもらえるのです。

英語のプレゼンテーションではNG2
ポイントやテーマを先に伝えない

プレゼンテーションの全体のながれを知らされないまま聞く英語スピーカーは、いったい何についての話なのか混乱してしまいがちです。なんとなく「こういうことを意図しているのだろう」と、こちらの頭の中を推し量ってもらえないのです。いわゆる「目次」を最初に示してその通りに話を進め、プレゼンテーションをする側が英語スピーカーの相手の頭の中をガイドしていく立場に立つ必要があります。 ポイントを結論に回してしまうのも避けるべきといえます。

英語のプレゼンテーションではNG3
セクションごとのポイントから逸れる

プレゼンテーションの最初に示した「目次」に沿って話を進めますが、各セクションで話されるポイントから逸脱した内容を盛り込まないようにしましょう。実は「網羅」しようとする習慣があると関連の薄い内容を付け加えてしまう傾向があるようです。ポイントを明確に分かってもらうために、話を必要以上に広げないように心がけてください。

英語のプレゼンテーションではNG4
矢印のみを使う

私たちがプレゼンテーション資料でよく使用する「矢印」が示す意味を、英語スピーカーの多くは理解できないといいます。因果関係、変化、方向、時系列など矢印が示す意味はさまざまです。日本人同士であれば暗黙の理解が得られますが、他の国の人々は説明がなければ理解することができません。コンテクストの読み取り方が異なるのです。英語やそのほかの国の言語でプレゼンテーションを行うときには、相手の思考や理解の傾向に配慮し相手が分かるように伝える必要があります。

英語ネイティブにプレゼンテーションをチェックしてもらおう

英語ネイティブ、その相手の文化をよく理解していなければ、相手に正しく配慮してプレゼンテーションを準備することはできません。これを会得するには長い年月が必要になります。しかし自分で会得せずとも、英語のネイティブ、相手と同じ文化に暮らす人にプレゼンテーションを見せてフィードバックをもらうことは可能です。プレゼンテーションを成功に導く重要な示唆を得られることでしょう。

プレゼンテーションスライドのネイティブチェック手配(英語、他)

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英語など、外国語でも、
相手に伝わるプレゼンテーションを準備しましょう